(FAQ50)
ダウンリガーのアトラクター

ダウンリガーには、レッドコアラインではできない集魚のタクティクスがあります。
ここではそれを紹介したいと思います。
1.UVライト
ルアーに紫外線発光塗料(超ケイムラ)を用いたときに、特に有効です。
ダウンリガーのウェイトボールやケーブルに、イカ釣りなどで使用される
水中ライトを取り付けます。

水中ライトは紫外線を発光するもので、ルアーの紫外線発光塗料を効果的に
光らせることができます。

水中ライトの大きさは、小さい方で直径が1.5センチ、長さが7センチくらいです。
タトゥー超ケイムラ(PAT.P)のシェルスプーンをディープゾーンで使用するときには、
絶大な威力を発揮するでしょう。

水中ライトはダウンリガー側に取り付けるため、ロッド側には負荷はかからず、
また、ルアーのアクションに影響が出たりすることもありません。
レッドコアラインにはまねのできない、ダウンリガーだけに許されるアトラクターの
タクティクスです。

UV水中ライトとI'zShellCraftタトゥー超ケイムラシェルスプーン

2.直づけフラッシャー
ダウンリガーのウェイトボールやケーブルに、フラッシャーと呼ばれる
回転するドジャーのような集魚板を直づけします。
フラッシャーは旋回するように設計されているため、
ドジャーのようにロッド側に取り付けるとラインが捩れやすい欠点があります。

しかし、ダウンリガーのウェイトボールやケーブルに直づけすることで、
フラッシャーによるロッド側ラインの負荷をなくすことができます。
これもレッドコアラインにはまねのできない、
ダウンリガーだけに許されるアトラクターのタクティクスです。

Bechhold フィン付きフラッシャー

3.Black Box
ブラックボックスは、ダウンリガーのケーブルを介して、
水中に非常に小さな電荷を配置するデバイスです。
サーモンやトラウトをはじめとするフィッシュイーターの多くは、
意外なことにこの電荷に引き寄せられます。

ブラックボックスは本場アメリカでは使用される頻度が高く、
Scottyをはじめとして、ProTrollやCannonなど複数のメーカーがこれを製造しています。
かつては非常に高価でしたが、最新のものはコンピュータチップ技術によってより安くなり、
またパフォーマンスもより向上しているようです。

チャミングバッグというコマセ袋をダウンリガーのケーブルに付ける手法もありますが、
ブラックボックスの方がスマートでクールです。

私はProTrollのものを1つ購入しました。
到着が間に合えば、今シーズン中に琵琶湖でテストしてみたいと思っています。
ブラックボックスについては、FAQ12にも「Black Box」として記述しています。
是非ご一読ください。

Pro-Troll Black Box

4.インラインスピナー型フラッシャー
ダウンリガーのケーブルに、インラインスピナー型フラッシャーと呼ばれる特殊なカウベルを取り付けます。
このインラインスピナー型フラッシャーは、
縦のケーブルに多数のブレードを鯉のぼりのように取り付けた新しいタイプのアトラクターです。

Bechholdのダウンリガーケーブル・アタッチメントは、3フィートか5フィートのケーブルに
6個か10個の魚型の特殊な回転ブレードを取り付けています。
魚型ブレードは、S字型のスプーンのようなプレートの尾部に斜めに飛び出るフィンを付けたもので、
このフィンで回転する際に、S字型のプレートによって躍動するのが特徴です。
http://www.fishcatcher.com/downrigger.php

5.チャムバッグ
これは海のトローリングでよく使われるアトラクターです。
ダウンリガーのウェイトボールかケーブルに、チャムバッグと呼ばれる撒き餌の袋を取り付けます。

日本のレイクトローリングには不向きかもしれませんが、何か応用が利く気もしますね。
これもレッドコアラインにはまねのできない、ダウンリガーだけに許されるアトラクターのタクティクスです。

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