(FAQ359)
レッドコアラインの限界

例えば琵琶湖。
レッドコアラインは10色全部、さらにバッキングラインまで出します。
それは、ビワマスのタナ(約20m)に近い水深15mまでルアーを沈めたいからです。

レッドコアラインは、通常1色で1.5mの沈降深度率で沈むのですが、
しかし、これは4、5色くらいまでの話です。
そこから先は、水流の抵抗によって沈降深度率はだんだんと鈍くなり、
船速にもよりますが、10色全部沈めても実際は12mも沈んでいないと思われます。

これは、レッドコアラインはアメリカやカナダでは、6色までしか使用されないことからも理解できます。
また、レッドコアラインの10色出しは、巻き取りが大変で、ポパイがウインチを回すアニメにも例えられます。
さらに、ラインアウトにも時間がかかり、手返しが非常に遅くなります。

これに対し、アメリカやカナダでは、10m以深はダウンリガーが使用されています。
ダウンリガーは、砲丸のようなウェイトボールで、ルアーを好きな深さにセットすることができます。

ダウンリガーのウェイトボールには、リリースクリップと呼ばれる洗濯ばさみのようなクリップが装着され、
このリリースクリップに、ダウンリガーロッドからくるラインを挟みます。
リリースクリップは、一定のテンションでラインを挟むことができ、トラウトがヒットすると、
そのショックで自動的にラインを放ってくれます。
沈める際のセッティングは、数秒もあればよく、15mであろうと20mであろうと
任意の深さに短時間でルアーを沈めることが可能です。

琵琶湖ではダウンリガーは必須です。
また今は、日本のレイクトローリングに適した良いダウンリガーロッドもあります。
極言すれば、レッドコアタックルがなくても良いくらいです。


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