(FAQ292)
シェルの輝度

シェルの輝度については前に書いたことがあります。
ここでは、もう少し深い話を。

日本アワビの耳部本耳というシェルスプーンを私は製作しています。
アワビの耳は細長く、厚みがある部分も限定的で、相当大きな原貝からでないとルアーは作れません。
また、利用できる形状もぎりぎりなので、カットや研削にかなり神経を使います。

無理をしてまで作るのは、このアワビの耳に強い輝きがあるからです。
このような強い輝きは、貝光が特定の部分に集中することにより出るのだと思います。
例えば、夜光貝のキビナゴ筋。キビナゴ筋の両側はあまり光らず、
貝光が光の筋となってキビナゴ筋に集約されます。
光の筋が出るシェルは、海でもよく釣れるそうです。

日本アワビの耳部本耳には、比較的低速に強いノーマル形状と、
比較的高速に強いドルフィンシルエットがあります。
必要なアクションや曳く速度によって使い分けますが、どちらも非常によく釣れます。

ドルフィン日本アワビ耳部本耳

ノーマル形状の日本アワビ耳部本耳

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