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シンキングリップレスミノーとスイムベイト

ミノーのウォブリングに今一つ反応が鈍い日は、目先を変えるためにリップレスミノーを使うと有効な場合があります。
勿論、トローリング専用のズル引き用フローティングリップレスでも良いのですが、例えばボトムが起伏に富んだ場所
などでは、シンキングリップレスで表層〜中層を狙った方が都合が良い場合があります。

その理由は、市販製のワンダーなど、他の釣りで実績のある量産型シンキングリップレスミノーは
コストパフォーマンスに優れ、入手が容易でカラーバリエーションも豊富です(塗装を落としてリペイントでも良い)。

また、アクションも安定しており、重心移動がないため余計な音が少く、そして、腹にもフックがついているため
トローリング専用のものよりフッキングが優れているからです。

一方、ミノーを上回る具現性を備えたルアーとして、近年流行のスイムベイトがあります。
この手のルアーは、はるか25年以上昔からオリムピックよりソーシールアーとして販売されていましたが、
最近のものはサスペンドタイプがあったり、さらにリアルに泳ぐようになっています。

4インチを超えるサイズの大型スイムベイトはアピール力も大きく、ヒメマスを補食しているようなフィールドでは、
そのボテッとしたボリューム感のフォルムも良い方に機能するようです。

これらは700円〜1800円くらいで購入できるので、自分のスタイルにこだわりのない方は持っておいても損はないと思います。

ある意味日本唯一のオープンウォーターレイクトローリングとも言える胴付きチップ釣り。
シーズン2ヶ月の稼ぎで一年の生計を立て、息子2人を北大に進学させたという伝説の釣り師も存在したという。
換金性の高い職漁的な釣りでもあり、仕掛けを隠す人もいる。
情報収集や分析、交換、公開のみが重要ではなく、不特定多数に対して黙っていること(情報管理)が実は重要であることを釣れている人ほど本能で知っている。
ベテラン釣り師の中には魚探は使わず、長年の経験と仲間内のみの情報網で当日のタナとポイントを把握する人もいる。

トローリング深度のメカニズム

一般に、トローリングにおいて、潜行板を除くレッドコアラインリグも含めたウエイト(錘)を使った各種ダウンリグシステムでは、
沈降深度に影響する要素として、

1.ウエイトの重さ、
2.速度(厳密には対流速度)、
3.ラインアウト量、
4.糸の太さ

の4つのファクターがあります。


レッドコアラインリグの場合、ウエイトライン一体型のリグのため、ラインアウト量を増やすと、それに比例して同じ比率でリグの
重さも増えるため、(すなわちダイアメーターウエイトレシオが一定)、速度が同じならばラインアウト量を増やすと一定の割合で
沈降深度が増加します。


他方、例えば本格的なダウンリガーや単純に錘と糸を組み合わせただけの熊野式ダウンリガー、或いはヒメトロの錘仕掛け
などは、速度が同じでもラインアウト量を増やすと糸に掛かる水流抵抗が増加し、一方でリグの錘の重さは不変のため、
ダイアメーターウエイトレシオが減少します。

つまり速度が一定の状態でラインアウト量が増やしてもそれに比例した比率で深度が増えないことになり、深度の把握により
経験が必要になるのはこの点によります。

但し、極端に重い錘とリリースクリップを使用する本格的なダウンリガーの場合は、使用する錘の重量が大きいことにより、
入射角をほぼ垂直に維持、或いはライン入射角が鈍角のため船上で角度の計測が比較的容易であり、三角関数を使用して
深度を計測しやすいという側面もあります。

魚探の使用について

私は、FAQ1の冒頭に書いたように、基本的に魚探は使用していません。

その理由は、ボートの上げ下ろしに余分な荷物になる、セッティングが面倒くさい、2〜4色程度の浅いレンジで
勝負することが多い、山岳湖を中心に釣るので陸の地形から水中の地形がある程度わかる、etcです。

しかし、大きな天然湖のように、湖岸から大きく離れてトレースをしなければならないときは、陸の地形から
水中の地形を推測することができないため、この水中の地形と、さらに水深を知るために魚探を使用します。

また、湖の形態を問わず初めての湖などでは、魚探でかけ上がりや岬等の起伏を知ることによってポイントを
絞り込んだりすることができ、さらに水深が急に浅くなった場合には未然に根掛かりを防止できるなど、
有利に釣りを展開することができます。

私の魚探はHONDEXのHE520ですが、乾電池式なのでとてもポータブルであり、ビールについていたサービスの
ソフトクーラーボックスにピッタリ収まってくれます。

トランスデューサーは吸盤式のままでもよく、ボートにプラスチック板を両面テープ等で取り付けておき、
そこに吸着するようにすればスロットル全開時でも外れたりすることはありません。

ドールシープにヒットしたとがった顔付きの大型ワイルド。船際の攻防は手に汗握る暴れん坊だ。
ドラグ
を最初に緩くしていれば、ワイルドの突発的な走りもPENN309で充分対応できる。

米国人トローラーと日本人トローラーの目

キャベラスなどでトローリングロッドやルアーを購入すると、まず気が付くのはその商品の競争に
培われた値段の安さです。

30
lbオーバーのキングをターゲットにする米国のレイクトローリング用品の強度は日本で使用
するのに必要充分と思いますが、その製品の細かい作りが良くないことがあります。

例えば、プレーナーボードなど日本に無い商品を購入したら、アイデアはともかくその昭和30年代の
玩具のような作りにあきれる人も多分多いと思います。

また、ルアーのゴテゴテした塗装にもため息が出る方も多いと思います。
(反面リペイントするためにごてごてした塗装を落とすと、クラッシックとして実績の高いアメリカ製ルアーは
実は造形が美しかったりします)

比較文化論者によれば日本人の物事の見方は接写レンズ的と評されることがあり、その細かい所に
行き届く視点が微細で丁寧な物づくりを支え、我々の武器になっています。


一方、米国など欧米系の目は広角レンズ的と言われています。
彼らは、大所高所の広い視野から物事を捉え、物事の原理を見つけたり、新しい発想や大がかりな
戦略的システムを構築することに長けています。

一見見栄えの悪い米国製品ですが、理にかなっているので決して釣れないわけではないようです。

マスキー用の巨大なネットのせいで小さく見えますが、60OVER 85mm夜光貝で。
ボートの底板と比較してください。

ストラクチャートローリングとオープンウォータートローリング

米国のレイクトローリングのストラテジー(戦略)はストラクチャートローリングとオープンウォータートローリングとの2つに
大別されるようです。

ストラクチャートローリングとは、例えば、岸寄りの狙ったエリアをタイトに流し、鱒類ならブラウントラウトやレイクトラウト、
そしてバスなど、障害物(ストラクチャー)にタイトに付く魚を狙う場合に用いられる各種タクティクス(戦術)の総体を指します。

一方、オープンウォータートローリングとは、広大な面積の湖や海において、キングやコーホ、スティールヘッドなど
回遊性の高いターゲットを相手に沖寄りで大型ボートと多数のリグを使用してトローリングする場合などに用いられる
タクティクスを指します。


日本のレイクトローリングの場合、性質的には前者のストラクチャートローリングの一種といえる戦術が独自に発展しており、
風土の関係で後者の手法はなかなか取れないと思います。

しかし、数が少ないものの導入する価値がありそうな場所もあるため、今後戦略レベルのトローリングに取り組む
トローラーも出てくるかもしれません。

またプレーナーボードはオープンウォータートローリングを行うためだけの道具ではなく、そのステルス性を生かした使い方
によっては、日本型ストラクチャートローリングの武器の一つとして活用する事が出来るかもしれません。

8インチフラッシャーと疾走する野生のレインボー。
大型のトラウト狙いでは、アピール力の強い大型アトラクターと50〜60
mmの小型シェルやツノなど天然素材のスプーンとの相性は非常に良いが、
ドジャーと同じようにきちんとウオブルするスプーンを使わないとフラッシャーに振り回されてボートスピードやティペット長で喰わせのアクションを
調節しづらくなり収拾がつかないので注意。

フラッシャーのアクション

フラッシャーの英語の正式名称は、Rotating Flasherであり、前半部分のRotatingの文言が、
フラッシャーのアクションを指し示しています。

このアクションの意味がただくるくると激しくまわる「回転」であれば、別にSpinningと換言しても
おかしくないと思いますが、ここら辺にネイティブスピーカーの微妙な語感の差異があるようで、
この2つの言葉は少し定義が異なるようです。

例えば、類義語ですでに日本語化した「投手ローテーション」という外来語がありますが、
我々日本人がこの「投手ローテーション」という言葉を、「投手スピニング」とか、「投手回転」に
言い換えると違和感を覚えるのと同じように、下記のHPにもあるごとく、彼らもこの旋回という
動き(Rotate)と単純な回転(Spin)との概念を区別しているようです。

http://www.lakemichiganangler.com/tips/bait_action.htm

後に取りつける擬似餌はスプーン、フライ、タコベイトが一般的で、スプーン使用の場合は
スプーンのウオブリングにフラッシャーのローテートを組合わせることとなり、小刻みなスプーンの
振幅にドジャーと違った斜め上方あるいは下方からのイレギュラーダートが加わるように、
リアクションバイトを誘うようにティペットの長さを船上で観察しながら調節するのがセオリーのようです。
(銘柄にもよりだいたい40〜70cm)
まじめな釣り場の話

レイクトローリングが雑誌やHPなどのメディアに取り上げられてきた影響からか、
最近ではボートの数も増え、遠征してもトローラーに会う事はそれほど珍しくなくなってきました。

しかし、レイクトローリングがメジャーになって喜ばしい反面、マイナーなフィールドにおいては、
混雑や釣荒れ等をはじめとする様々な愁いも懸念されます。

漁協により多くの放流が行われている一部の湖を別にすれば、通常の湖は、
ネイティブがひっそりと生息しているか、あるいは地元有志が放流した生き残りがいるといった
現状が多いようです。

このような脆弱な湖では、再生産を上回る根こそぎの釣獲をやってしまって、
次回行ったら魚がいなくなっていたという経験も過去に何度かしたことがあります。

山岳渓流の沢釣りなどでも同じなのですが、乱獲はもちろんのこと、希少なフィールドの公開に
ついても考え直す時期かもしれません。
特に、不特定多数が閲覧するインターネット等のメディアに場所を載せたりすることは、
一見おおらかに見えたとしても、やはり慎むべきなのかもしれません。
10月になり、ほとんどの湖ではトラウト類の禁漁期に入ってしまいました。
トラウトオンリーの釣り人にとっては、来春までの長い長いシーズンオフの到来です。

こんなときは、海でライトトローリングを楽しむのもまた一興です。
仕掛けは、海用のヒコーキやグミ曳きにしたり、ロッドやレッドコアのパワーを一回り
大きくしてもよし、また、本気でやらないのであれば、
そのままレイクトローリング用タックルを流用しても何とか釣りになります。

紀州の南部では、やはりこの手の釣りは盛んなようで、青物だけでなく、
運に恵まれるとそれほど沖に行かなくてもマグロまで釣れてしまうこともあるようです。

私も余り詳しい方ではありませんが、ゴムボートで20数kgのマグロを釣った話を
聞いたことがあります。

これら海の回遊魚達は、魚体の美しさは一歩譲るものの、淡水のトラウトと比較して
パワーウエイトレシオが確実に勝るため、
普段と違ったダイナミックな引き味を楽しむことができます。
(FAQ11)
海のライトトローリング