アクセサリーの使い方
ドジャーやカウベル等のアクセサリーを使うか否かは状況によって決まります。

例えば、イワナやブラウントラウトを狙う場合は、70ミリ前後かそれ以上のシェルスプーンを単独で引くようにします。
ドジャーは、サクラマスやサツキマス又はその群れを感じさせる部分があるので、それを嫌う群れをなさない魚種には基本的には使用しないようにします。

しかし、そのように意識しながらも、通常は、ドジャー付きのリグとシェルスプーン単独のリグとを、左右のロッドでそれぞれ出している場合が多いようです。

また、低水温の時期は反応カラーが圧倒することがあるので、単独のシェルスプーンの代わりに、蛍光赤系の入った金属スプーン(プリズナーやタックルスプーンのピンク系・7g前後など)や蛍光赤系のミノーを最初に引いて様子を見るようにします。

なお、カウベルは、自作するのが面倒なので最近使用していませんが、ドジャーは、アクションが大きくサイズも適しているので、ジェンセン・ドジャーの030(000)番を好んで使用しています(FAQ1参照)。
カラーはプリズムシールが多いですね。

あと、スナップスイベルは、最初からルアー側にスイベル(ヨリモドシ)が付いている場合は使用しないようにします。
スイベルを2重に付けてしまうと、例えば、トビーやハーレー等の微妙なウォブリングアクションを得意とするルアーは泳がなくなるので、必ずルアーのスイベルに
ラインを直結するようにします。
シーズン初期の釣り方
シーズン初期は、レッドコアラインで水面からカウントして2〜3色の浅いタナを引くようにします。
これは、中層にいるトラウト類は自分の位置より上を意識しているため、魚より下の層を引いてしまうと全く釣れなくなるからです。

これに対し、魚が10mの層にいたとしても、変にスレてさえいなければ、水深3〜4mのルアーに対しても容易にアタックしてきます。
このへんは、ゼル・ロランドが10mのボトムにいるバスをポップR(ポッパー)で釣る話を思い出してください。

そして、肝心のルアーは、蛍光ピンク等の反応カラーと使い分けながら、アワビ等のシェルスプーンを使用するようにします。

ウォブリングの強いシェルスプーンは、単独で引いても、またドジャーと組み合わせても非常にアトラクティブであり、
上記のように魚とルアーの水深がかけ離れていても、深場から魚を呼び寄せて容易にヒットさせることができるのです。
レイクトローリングの基本タックル
さて、いよいよ解禁ですが、レイクトローリングを始めて間もない方からのご質問も多いので、ここで私の基本的なタックルをご紹介しておきます。

まず、ロッドは、3mくらいの柔らかめのシーバスロッドや前項のような安価なトローリングロッドを使用します。
ロッドは、ラインがスクリューに巻き込まれたときなどに折れたりすることも多く、また、腕の延長として大胆に使えるように、あまり高価でないものを選択します。

リールは、pennの209Mで、レッドコアラインが100yard巻けること、昔は34$と安かったこと、堅牢であること、サクラマスの突進に対応できるギア比があること
などを理由に使用しています(ただし、レベルワインダーのスクリュー軸には絶対にグリスを切らさないようにすること)。

リールには、バッキングラインを適当に巻いて(20mくらい?)、18lbのレッドコアラインを100yard巻きます。
リーダーは、通常4号を10m、2号を2〜3mとり、1色で出るような場合は、全体を15m以上にします。細い方のリーダーは、シーガー等のフロロカーボンが結節強度に優れ、
また吸水性がないため、繰り返しの使用や低温時おいても信頼することができます。

レッドコアラインは、中の鉛の芯を7cmくらい抜き、中空の糸だけをユニノット等によりリーダー等と結束します。
この場合、結びこぶが大きくなりすぎると、レベルワインダーを通らなくなります。

レッドコアラインとリーダーの連結、太いリーダーと細いリーダーの連結には、通常は、レベルワインダーを通過する極小のスイベルを使用しますが、私は面倒なので、
前者はユニノット、後者はプルージック(チチワ結び)で結束しています。
米国のレイクトローリングロッド
アメリカのレイクトローリングでは、キャノンボールが主流であることを紹介しましたが、レッドコアラインに適した本場アメリカのロッドをようやく見つけましたのでご報告いたします。

EagleClaw社のStarfireGraphiteTrollingRod (SFG403)StarfireRod (SF403)で、Cabela'sで販売されています。
アドレスから入り、左端中段のFishingをクリックして、表示されたRodsの中のTrollingをクリックすれば、他のロッドとともに出てきます。

ロッドはどちらも10feet(3m05cm)で、前者はグラファイト、後者はグラスです。
アクションは、私が使用しているシーバスロッドより少し柔らかく、少し胴調子に近い7:3調子なので、ノリがよくバラシが少なそうです。

また、バットが太いので取り込みや根ががり、ゴミ払いも容易だと思います。

価格は、前者のSFG403が39.99$、後者のSF403が34.99$。いずれも梱包料が6$かかりますが、レイクトローリング専用のロッドでこの価格は日本では破格でしょう。

送料は当然かかりますが(航空便で75$までが30$、150$までが55$)、それでも相当お買い得です。

なお、グラスかグラファイトかは好みによりますが、友人によればグラスの方がノリがよくバラシが少ないそうです。
私は、まだ実釣で使用していないので何とも言えませんが、どちらもかなり使えると思っています。
風と波の話
実際に体験された方も多いでしょうが、湖沼面積の広いところでは、湖といえども強い風波が発生します。

特に、解禁当初の3月や4月(雪深いところは5月まで)は、季節風の影響もあり、午後から強い風が吹くことがあります。
この風は、湖面に兎が跳んでいるような白い三角波を引き起こし、この波と風の影響によって、ひどい場合はボートが走行不能になります。

波高は海に比べれば低いのですが、強い風が伴うために、船首を立てるのが精一杯ということも多く、そんなときは無理をせずにワンド等に避難します。
(低水温時の沈は疲労凍死の危険を伴うため絶対に避けなければならない。FAQ2、ボートのバランス参照)

で、それから?

ふつうに考えても、風波が強いときがあれば当然弱いときもあるわけで、それをいつも頭の片隅に置いておけば、
余り慌てることなく冷静に対処できるようです。

本当は、夕凪を待つくらいの根性があればよいのですが、寒いし多少は不安なので、私は適当に収まり加減をみて帰ってきてしまうことが多いようです。
アメリカネタが続きますが、スナバーズ(Snubbers)と呼ばれるゴムショックチューブを、リグによっては前リーダーと後ろリーダーの間に
使用する場合もあるようです。

日本でも海の船釣りでショックアブソーバーとしてゴムより取りがよく使われますが、それのレイクトローリング版といったところでしょうか?

キング狙いなどでも使用されるようですが、特に口が柔らかいヒメマス(Kokanee.Sockeye)の口切れ対策としても使われるようです。

やはり、米人アングラーもヒメトロの口切れバラシには多いに悩まされているようです。

2割取り込めたら私としては上々だ、などと書かれており、魚のサイズや釣れる数など条件は違うのかも知れませんが、
アメリカといえど同じなのだといった感を持ちました。
ボトムバウンサーはそれほど深くない水深のボトムに張り付いたウォールアイを対象魚にしたトローリングで主に使用されるようですが、春先など時期によっては
ブラウントラウト、レイクトラウトなどにも転用されることもあるようです。

このリグはそれほど深くない水深の底引き用で集中運用し、表〜中層では使用しないので、このような錘と糸を組み合わせたリグのデメリットである中層域の
沈降深度のアバウトさを気にする必要はありません。

また、このリグだけでトロールすると、タナが外れた時のリスクも大きいため、下の図のようにプレーナーボードで表〜中層リグを外側に飛ばし、
底狙いのボトムバウンサーリグを併用したボートのセッティングをとることで、

1.垂直方向(vertical)のみならず水平方向(horizontal)いずれも幅広く探れる、
2.エンジン音や引き波から表層、中層用リグを遠ざけられる、という一石二鳥な効果も期待しているようです。

このVertical&Horizontal(垂直と水平)に広く展開してトロールするという考え方は、このリグの組み合わせだけではなく、
ダウンリガー、潜航板(ディプシーダイバーなど)、サイドプレーナー、レッドコアなど色々なリグにおいても用いられているようで、
広大な面積を擁するアメリカの湖を効率よく攻略するアングラーのテクニックの一つのようです。
アメリカのトローリングではボトムバウンサー(Bottom Bouncer)と呼ばれる底引き専用の錘を使ったリグが存在します。

これは、1oz〜4ozくらいのナツメ錘とワイヤーを組み合わせたもので、基本的には先に紹介した熊野式ダウンリガー(英名:スプレッダーリグ/3 way リグ)と
似たような形態のリグになります。

しかし、錘の下に伸びたワイヤーがあるため、鉛が直接着底することを防ぎ、ルアーや餌を底から少し上に離してトローリングすることが出来るようです。

ウォールアイをターゲットに、よく使用されるようです
FAQ6で既に関連次項を記載しましたが、HPや書籍の情報をまとめると下記4つが代表的な測定方法のようです。

A.三角関数による計算&角度の実地計測
B.微分方程式(pertial differential equation)による、全て机上計算によるシュミレーション
C.魚探で水深を測り、釣り場で実際に底を取って計測する実地計測
D.IM40Tによる実地計測

大きく分けると1.計算によって全て求めるもの (上記B) 2.フィールドテスト(実地計測)によって求めるもの(上記C&D)3.その中間に位置するもの(上記A)、
となります。
これらはどれが正しくてどれが悪いというものではなく、それぞれメリットとデメリットがあるので、併用して理解度や精度を高めたり、使用するリグに応じて適材適所で
使い分けるのが合理的と思われます。

それぞれの特徴、長所短所を別表に纏めましたのでご興味のある方はご一覧ください。

参考HP
http://www.lakemichiganangler.com/tips/downrigger_depth.htm
http://theangler.ca/How%20it%20Works.html
 
バス、シーバスをやったことのある釣人なら、懐かしいとお思いの方も多いこのプラグですが、日本のバス・シーバス向けキャスティングでは未だに傑作ルアーとして評価も高く、そして私の経験から意外とトラウトトローリングで使えるルアーだったりもします。

私の場合は例えば、濁り気味の湖で、プレッシャーが低く、目立った方が有利と判断するような状況の時に、ナチュラルテイストの自作ハンドメイドプラグや日本製プラグとは異なった効果を期待して投入していました。

そして時には連発ヒットをもたらしてくれたこともありました。

ロングAの良さについては日本でも色々な雑誌、本、HPで語り尽くされた感もありますが、アピール度の高い大きく激しいウオブリングと、内蔵反射板のギラっとした輝き、コストパフォーマンスの高さといったところでしょうか。

日本人の微細な感覚からすればアメリカのルアーは大味な感じがして使用することを躊躇する気持ちも当然ありますが、状況によってはすごく釣れてしまうプラグでタックルボックスに今も忍ばせてあります。

本国アメリカでは、鮭鱒を対象にしたレイクトローリング用プラグとして必ずこのロングAがラパラなどとともに紹介されており、湖によっては早春の定番として不動の地位を築いていることを最近知り、ナルホドと思ったりしました。
スナバーズ
ボトムバウンサーのタクティクス
ボトムバウンサー
トローリングにおける沈降深度法のまとめ
(FAQ8)
ボーマー・ロングA
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