(FAQ3)
スモークサーモン
スーパーで塩ザケの中辛か甘塩を買ってきます。
これを一夜干しネットで1日か2日干します。
この場合、早く干したければ細かく切ります。

蜜柑箱くらいの段ボールを用意し、筒状にして縦に置きます。
この箱に金串を2本水平に刺して金網を乗せ、
干し上がった切り身を乗せてスモークします。

スモークには、旅館の土瓶蒸しに使われるような五徳と
アルコール固形燃料が便利で、スモークチップと共に
ホームセンター等で買うことができます。

五徳の上に四つ折にしたアルミホイルを2枚敷き、
スモークチップを乗せて固形燃料に火をつけます。

火をつけたら、先の段ボールをかぶせ、他の平板状の
段ボール等で蓋をします。
約40分で、サーモンストリップのような堅めの
スモークサーモンができあがります。

その日の内に食べてもいいのですが、次の日くらいに
軽くあぶって食べるとよりおいしくいただけます。

注意点は、良く干すこと(スモークは匂い付けのみ)、
辛口は絶対買わないこと(塩の塊を食うはめになります)、
火事を起こさないこと(段ボールへの引火に注意)等です。

応用すれば何でもスモークすることができます。
釣ったサクラマス等に塩をして干し、スモークするようにすれば、
長期キャンプなどの現地の保存食に重宝します。

花粉症
きてますね、花粉。
今年は例年の8倍の量だそうです。

国民の何割もが苦しむこの病気は、そろそろ公害病に認定されてもよいのではないでしょうか。
(10年前に杉山さんという弁護士の方が林野庁を相手に訴訟を起こされています、マジで)

原因は無責任な植えっぱなしの植林にあります。
3兆8千億円もの赤字をかかえる林野庁は、1本につきいくらか出る補助金を目当てに、杉や檜を
所かまわず植林しています。

植林する山がなくなると、あろうことか水源涵養林すら勝手に解除し、国立公園であろうとお構いなしに
原生林を伐採し杉檜を植林しています。
(最近では林道にゲートを作り、奥の惨状を見られないようにしていますね。)

植林は通常、苗木を狭い間隔で植え、ある程度大きくなった時点で間伐という間引きを行います。
また、間伐後は、定期的に枝打ちを行い、木が真っ直ぐに育つようにします。

しかし、間伐も枝打ちも行われない現状では、密に植林されたままの木はそれ以上大きく育つことができず、
種を存続するためによけいに花をつけ、8倍もの花粉を飛ばす事態になっています。
(木はストレスを与えると花をたくさんつけます)

ちなみに、私は昨年から花粉症がひどくなり、尾籠な話で恐縮ですが、閉め切る前の蛇口のように
細く途切れなくハナを垂らせるようになりました。

そして、かつては年間釣行日数が100日を越えていたこの私が、4月になるのに
今年はなんとまだ1回も釣りに行っていません。

例年のように釣りに行っていたら、1mのイワナやサクラマスが釣れていたかもしれないのに・・・
(絶対ないとは言い切れませんので)

責任者、出てこい!!

梅干しの効能
おなかの調子が悪いと困りますね、特にアウトドアでは。

大酒、特にビールを毎日大量に飲み続け、起きがけに水をがぶ飲みしたりすると、
鬼のような下痢に襲われることがあります。

またしても尾籠な話で恐縮ですが、いわゆる水便のようになってしまうと、
正露丸を飲むときの水すら身体が受け付けず、飲めばすぐに下から
出てしまうことがあります。

そんなときは梅干しに限ります。

別に私が和歌山に住んでいるから言うわけではありません(私は大阪生まれ)。
紀州に伝わる確かな話で、通常は1個、ひどいときでも2個の梅干しを食べれば、
確実に下痢が止まります。

「多分殺菌作用が腸の悪い菌に働くのでは?」という曖昧なお医者さんの言葉しか
記憶がありませんが、とにかく効くんです、梅干しは。

キャンプの焚き火
焚き火は、酒や料理と同様にキャンプの華の1つです。
調理や暖をとるだけでなく、闇にゆらめく炎は芯から開放した気分を与えてくれます。

ただ、雨や雨後の日の焚き火はマキが湿っていたりするため、
タープの下でするにしてもなかなか厄介です。

気候がドライでない日本の焚き火は、基本的には、石でかまどを組んで
熱をこもらせながらマキを燃やします。

これは、表面は乾いていてもマキの中に水分が多かったり、
ブナなどの堅い木は燃えにくかったりするからです。

上手に焚き火をするコツは、かまどを小さめに組むことと、
着火時にかまど内の温度を十分に上げてやることです。
紙等の上に小枝を山ほど積み、その上に細枝、中枝と積み上げて火をつけます。

重要なのは小枝の量です。
小枝は雨の日でも中は乾いており、しかも強い火力を得ることができます。
大量の小枝を燃やすことにより、上に積んだ枝を燃やすと同時にかまど内の温度を一気に上げます。
参考までに、このときの火勢は背丈に近い高さになるはずです。

しかし、雨の日はなかなか着火がうまくいかず苦労するので、Troller独特の着火材を使用します。
紙コップに船外機のオイルを2cmくらい入れ、ティッシュペーパーを3、4枚突っ込んで芯にします。

これを小枝の下に入れて火をつけると5分間は燃えていてくれるので、
その間にかまどや小枝の温度が上がって燃えるようになります。
このときも、やはり小枝の火勢を一気に上げるようにするのがポイントです。

シェルスプーンのコーティング
ルアーの白濁を防止するためにコーティングする場合は、剥離しにくいコーティング剤を使用します。
シェルスプーンは表面が平滑であり、また材質的にも通常の塗料とは接着性が悪く、特に内側が経時的に
剥離しやすくなります。

コーティング剤としては、セルロースセメントやウレタンがありますが、前者は乾燥時の収縮が著しいため
特に剥離しやすく、後者も収縮は少ないものの剥離はします。
エポキシは剥離しにくいですが2液性であるため扱いにくく、ロッドバーニッシュ等は特に高価です。

また、自動車のコーティング等に使用される液体ガラスセラミックなどもありますが、やはり高価で
使用期限が短いという欠点があります。
(液体ガラスセラミックをシェルスプーンにコーティングしても、ミクロン単位の厚みのガラス・SiO2なので
シェルスプーンのカケは防ぐことはできません)

前置きが長くなりましたが、そんなときはプライマーを使います。
プライマーとは塗料の下地処理剤のことで、剥離性の強い素材に塗装する場合はこのプライマーを使用します。

色も透明のものがあり、価格も下記の写真のものが200円で手に入ります。
Mrカラーのグンゼ産業が作っており、プラモデル屋さん等で買うことができます。

このメタルプライマーは、1回の刷毛塗りかどぶ漬けで使用に耐える皮膜を作ることができ、また乾燥も
セルロースセメントなみに速く手軽に使うことができます。

単独時のダブルヒット対策
ダブルヒット。
レイクトローリングにおける魅力の一つであり、左右のロッドが2本とも引き込まれた瞬間は
思わず顔がほころんだりします。

しかし、単独でトローリングをしていた場合は、2本同時に取り込むことができないため、
後回しのロッドはどうしてもバレがちになり、取り込み側の方もバラシたりすると
顔が引きつったりもします。

通常、ダブルヒットの場合は、一方のロッドを取り込む最中でも、ボートは止めずに、
もう一方のロッドにテンションを与え続けます。

この場合、取り込み側は、余分な水流抵抗によりフックの穴が大きくなってバレやすくなります。
また、放置側も、引き続けることによってフックの穴が大きくなり、さらに、ラインテンションが
緩みがちになってバレやすくなります。

このようなときは、ケースバイケースではありますが、基本的に私は下記のように対処しています。
ダブルヒットした魚が特別に大きくない場合は、ボートをアイドリングで走らせ、
先に取り込むロッドがある方向にゆるやかに舵を切りながら、ラインを巻き取ります。

舵を切りながら巻き取ることにより、航跡の円弧の内側にある取り込み側のロッドはライン負荷が
軽くなるのでランディングが容易になり、一方、後で取り込む外側のロッドにはライン負荷が
かかるのでテンションが緩まずバレにくくなります。

障害物がある場所や狭いインレットでダブルヒットした場合はこれを応用し、沖側にボートを回しながら
航跡の円弧の内側のロッドから巻き取っていくのが良いでしょう。

とにかく両方ともランディングを狙う場合は、停船せずに微速で前進してラインテンションを維持し、
回頭しながら内側のロッドから先に巻き取るようにします。

また、この方法は、一方のロッドだけにヒットし、もう一方のロッドを根掛かりさせたくない場合にも
実に有効で、しかも、上記のようにランディングを容易にすることができます。

なお、レアケースだと思いますが、ダブルヒットした一方がトロフィーサイズだと判断した場合は、
残りのロッドは捨てて停船し、何があろうと大物だけを確実に取り込むようにします。
トロフィーはかように貴重なのです。

余談ですが、Izで採用しているがまかつ製サイワッシュフックは、バーブが通常のフックより大きく、また、
トラウトが首を振るとツインフックが2本とも頭に掛かるため、フックが魚を挟み込むような姿勢になって
非常に抜けにくい状態になります。

また、サイワッシュフックは、同じがまかつ製でも国内生産のためか(丸セイゴはがまかつタイ又は中国製)、
ポイントの鋭さや軸の伸びにくさなどフックとしてのクオリティーがかなり高いように思います。
値段も同様に高いのですが・・・。

リールのラインストッパー
釣り終えた後のリールのラインはどうされているでしょうか?

レイクトローリングでレッドコアラインを使用する場合は、大型の両軸リールに
レッドコアラインとモノフィラメントのリーダーを巻回しますが、
pennやabuには国産のスピニングリールのようなラインストッパーは付いていません。

スプールにラインを巻き取ったままにすると、緩んだリーダーが巻き取り径より広がり、
リーダーの先端が輪をくぐる状態になったりします。

この状態で次に使用すると、レッドコアラインまで出してからこのくぐりに気づくこともあり、
レッドコアラインからくぐりを直すとなると非常にうっとうしい思いをすることになります。

それで、私は自動ハリス止めをリーダーの先端に付け、この自動ハリス止めが
レベルワインダーを通らないようにしています。
ロッドにリールを付けっぱなしにする場合は、自動ハリス止めをロッドに括り付けておくと
便利ですし、そうでない場合は、なくさないようにスプリットリングを介して
小物でも付けるようにします。

最近は、似たような物も釣具屋さんで見かけるようになりましたが、
自動ハリス止めはなんと言っても1個がたったの何十円です。

船外機のトラブルシューティング
エンジン船を利用したトローリングにおいて恐いのはエンジンの不調で、
特に、マイボートではトラブルを自分で解決できないと困ったことになります。

GSタンクが一体となった2~3.5psの船外機のよくあるトラブルと解決方法を、
私の知っている範囲で記述します。

エンジンが一度かかってもプスっといってすぐ止まる。
しばらくするとまたかかるが同じで、後はこれの繰り返し。
チョーク操作かと思うが何度やってもダメ。

これは、燃料に原因があります。
長く使わなかったり暑いところにタンクを置いていたりすると、ガソリンが揮発して
混合比が濃くなっていることがあります。
対処方法は簡単で、新しいガソリンで薄めてやると1発でかかるようになります。

なお、混合するオイルは一定の銘柄を使い続けます。
オイルはメーカーによって固さが違うため、CCISならCCISという具合に
同一のものを使い続ける方がエンジン性能が安定します。

一方、同じような症状で、エンジンの燃料フィルターが詰まっている場合もあります。
小型の船外機では、携行のガソリン缶からノズルを介してガソリンを注油しますが、
このノズルに付着している細かい砂が徐々に溜まってフィルターを詰まらせることがあります。

この場合は、コックとキャブレターの間にあるフィルターを掃除します。
予防策としては、注入ノズルを裸で置かないで、必ず料理用ZIPロック等の
密閉性の袋に入れておくことです。

また、水面すれすれに浮いているような流木は、水をふんだんに吸っているためとても重く、
発見もしにくいので、スクリューを引っ掛けてシャーピンを折ることがあります。

このときは、必ず着岸し、落ち着いてスクリューを外します。
あわてていると、割ピンや予備のシャーピンを水没させたりして、さらに深みにはまることになります。

ボートのトラブルシューティング
ボート本体のトラブルとしては穴が開くことが多いですが、ゴムボートの場合は、
上の写真の優れものがあります。

ナショナル自転車製のパンク修理用パッチ
で、小さい穴なら上から貼り付けて
10秒間押さえておくだけでOK
しかも、空気を張った状態で修理ができます。

かつてのゴム糊の補修材ではとても考えられない威力があります。
このパッチは、マウンテンバイクを置いているようなサイクルショップで、
6枚入り?が400円くらいで売っています。

また、アルミ等のハードシェルのボートの場合は、下側の写真のような
ホットメルト接着剤がとても役に立ちます。
ホットメルト接着剤
をライターで炙って溶かし、開いた穴に詰め込むように塗ればOKです。
このホットメルト接着剤は、トップガイドの取付用として釣具店で売っています。

いずれも現場でのスピーディーな修理が可能であり、
しかも軽くかさばることもないため非常に有用です。

船外機のトラブルシューティング2
今年の連休は長期キャンプの予定でしたが、係留しておいたボートが2度目の豪雨で転覆したので、
6日で挫折して帰ってきました。

ボートは、船外機のスクリューが水面から出る状態で見事に転覆しており(八墓村の助清を思い出します)、
水没していたエンジン部分
には当然水が入っていました。

しかし、このように一見悲惨な状態でも、2ストロークの船外機で程度によっては現場での応急修理が可能です。

まず、ボートから船外機を外し、水が混入したタンクのガソリンを捨てます。同様に、キャブレターのドレンネジを
外してキャブレターのガソリンも捨てます。

次に、プラグを外し、プラグ穴から水を出すべくスターターロープを何十回か引き倒します。

いい加減疲れたところで、きれいに拭いたプラグを取り付け、タンクに新しいガソリンを入れます。まだ水分が
混入している可能性があるので、念のため、キャブレターのドレンネジから少しガソリンを抜きます。

これで、スターターロープを何回か引けば、エンジンがかかると思います。私は、池原での沈没を含めて
今回で2度目ですが、2回ともこの方法で船外機を修復しています(あーしんど)。

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