(FAQ56)
I'zShellCraft The FIRST
レイクトローリングロッドのガイド

レイクトローリングロッドは、ボートにセッティングした状態では
ガイドの取付方向に対して横に曲がりますね。
またファイトに際しては、もちろん縦に曲がることがあるにしても、
バレを防ぐためにやはり横に曲がる方向にロッドをさばくことが多いと思います。

いずれにしても、レッドコアラインはボートの後方に流れているので、
例えば深海釣りのように、ロッドが真下に深く絞り込まれるような曲がり方はあまりしないでしょう。

一方、従来のレイクトローリングロッドを見ているとガイドの数が非常に多いですが、
これはロッドが真下に深く絞り込まれることを想定してのことだと思います。

ガイド数が多いとロッドアクションを出しやすいメリットもありますが、
実際にレイクトローリングロッドを見てみると、
この数多いガイドを支えるために逆にティップが太くなっているのがわかります。

30lbのキングサーモンを釣るアメリカでならそれもいいかもしれませんが、
日本のレイクトローリングにおいてはこの太いロッドティップはデリケートさに著しく欠けると思います。

I'zShellCraft The FIRST では、このような点に配慮し、
ガイド数を必要最小限にとどめてブランクの細径化を図り、ティップのばたつきをなくして、
バイトをはじかずバレを防止できる繊細なレイクトローリングロッドを実現しています。

レイクトローリングロッドは意外と横に曲がることの方が多い

I'zShellCraft The FIRST リーズナブルプライスの理由
I'zShellCraft The FIRST は、その優れた性能にもかかわらず、
レイクトローリングロッドとしては破格のプライスにて提供させていただいています。
さて、その理由は?
I'zShellCraft が製造直販していること。
通常釣り具は、卸問屋を経て小売店に行き、製造原価の3~4倍の価格で販売されています。
この①や下記②~④の理由がないとしたら、
I'zShellCraft The FIRST も4~5万円もするようになっていたでしょう。

②雑誌等の広告をしていないこと。
昔、Gijieに問い合わせたことがあるのですが、雑誌の広告は10㎝角くらいの最小枠、
それも白黒で1回の掲載料が5万円でした。
そうすると、見開きのカラーのグラビアなどはいくらするか想像もつきませんね。
写真やレイアウトも広告代理店に依頼しなければならないので、
1年で100~200万円は軽く超えるのではないでしょうか。

③技術的に優れたロッド専門ファクトリーで製造したこと。
海外最大クラスのファクトリーで、Cabelas等、
アメリカのロッドを数万本のオーダーで製造しているところです。
機械は日本やヨーロッパ製で技術的にも優れ、
日本の有名ロッドメーカーの仕事もしている信頼のおけるファクトリーです。

④ロッドアクションには最大限のこだわりを持つが、
無駄に贅をこらさずガイド等のパーツを必要最小限に抑えたこと。

ロッドの製造原価の半分はガイド代です。
(それでもI'zShellCraft The FIRST はSiCガイドを採用しています)
また、ブランクも極端な最先端素材にはこだわらず、実績のある最新素材を採用し、
テーパやスピゴットフェルールなど形状面からロッドのアクションを出すようにしています。

I'zShellCraft The FIRST は、上記の理由により非常にリーズナブルなプライスとなっています。
しかし、レイクトローリングロッドとしての品質や性能は、最高の水準であることを保証いたします。
これは、私が製作するルアーを思い出していただければ想像に難くないと思います。

フィールドでの写真はここをクリックしてください

レイクトローリングロッド
ロッドティップ・穂先の重要性

私はレイクトローリングロッドでもティップの柔軟性にこだわります。
それは和竿を思い起こせば容易に理解できると思います。
例えば、渓流竿やへら竿、ガイド付きであればグレ竿やチヌ筏竿。
これらの竿は、欧米から来たルアーロッドとは異なり、非常に柔軟で繊細な穂先を持っています。

それは食い込みをよくしたり、魚の引きを最大限に引き出して楽しんだりするため。
和竿の世界では、このような竿の調子が江戸時代より昔から追求され磨かれてきました。
そして、現在の和竿の技術はF1並に世界に誇れるものがあります。
振出で9メートルの鮎竿がわずか180グラム、当然片手で持つことができます。

細山長司氏がこのような延べ竿で34ポンドものキングサーモンを釣り上げていますね。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=5XaojY7rF2M

さて、レイクトローリングロッドの話に戻ります。
私が知るかつてのレイクトローリングロッドは、正直硬すぎるものがほとんどでしたが、
全体的には曲がる柔らかめのものもあるにはあったようです。

しかし、この柔らかめのロッドであっても、ベンドの屈曲は胴付近が中心で、
ティップそのものはあまり曲がりません。
柔軟でないティップは、私がダム湖でよく使う2~3色のレッドコアライン出しでは
アタリをはじいてしまうことが多いのです。

また、ヒット後にロッドホルダーから抜く際や、人にそのロッドを手渡す際など、
レッドコアラインのテンションが少しでも緩んだときに特にバレが多く発生します。
この場合、感覚的に和竿に近い柔軟で繊細なティップを持っていさえすれば、
仮にロッドが戻し気味にさばかれたとしても、
胴で担持していた屈曲がティップに移行するだけなので、
レッドコアラインのテンションは保持されバレを防ぐことができるのです。

上から順に、I'zShellCraft The FIRST、EagleClaw StarFire SFG403,10feetカーボン、
同、SF403,10feetグラス。
太さだけでなく、ブランク素材ももちろん重要です。

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