(FAQ475)
スプリットリングの変形
スプリットリングは、バネ鋼線を螺旋状に巻くことによってリング状になっています。
すなわち、溶接リングのような無端状のリングではなく、螺旋の両端に切断端部が存在するのです。

さて、なぜこのような話をするのかというと、
番手が小さいからスプリットリングが変形するという話を耳にしたからです。

確かに、番手が小さいとバネ鋼線も細くなりますが、例えば3番のスプリットリングでも、
螺旋状に2重に巻まかれているため、簡単に伸びたりするものではありません。

では、何故スプリットリングが変形するのでしょうか。
それは、上記のように、スプリットリングには切断端部が存在し、
この端部が何らかの折に、ルアーのアイ等に引っ掛かることに起因します。

引っ掛かった切断端部は、スプリットリングを端から引き延ばす方向に作用するため、
バネ鋼線でもテコの要領で比較的容易に変形させてしまいます。

I'zShellCraft では、大きな力が繰り返しかかる場合、スプリットリングの切断端部をテーパ状に削り、
このような引っ掛かりによるスプリットリングの変形を予防しています。

Go Shop!

FAQ Index

Home