(FAQ416)
ガイドの交換

さて前回では、ガイドを壊す人の話を書きましたが、今回はその修理方法を書いておきます。
ガイドは消耗品です。
壊れたガイドは、交換できるようにロッドは作られています。

トップガイドの交換は、最も簡単です。
トップガイドは、熱で溶けるエポキシ等の樹脂で固定されているので、トップガイドの
金属パイプ部分をライターで加熱すると簡単に抜けます。

あとは、ホットグルーという接着剤(FUJI)で、同じパイプ径のトップガイドに差し替えるだけです。
ガイドもホットグルーも、ネットでなら簡単に手に入ります。
(富士工業の参考動画1)

次に、中間位置の足付きガイド。
ガイドの足がロッドに糸で巻かれて固定されており、その上にエポキシ樹脂が
コーティングされています。
コーティングのエポキシ樹脂は、そのままでは硬いのですが、ドライヤーで
温めてやると適度な柔らかさになります。

柔らかくなったエポキシ樹脂をカッターで剥きますが、ガイドの足の上のみを削り取るようにすれば、
ブランクの傷つきを防止することができます。
ガイドの足上を剥けば、ガイドが外れ、あとは手で簡単にコーティングをめくり剥がすことができます。
そして、下に巻かれている糸も、手で簡単に取り除くことができます。
(富士工業の参考動画2)

足付きガイドの取り付けは、上記の逆を行います。
きれいにやろうと思わなければ簡単です。
ロッドに添えた新しいガイドの足を糸で巻いて固定し、あとはコーティングをするだけです。

糸の端部処理は、巻き結びのような適当な結びと、その部分のみの瞬間接着剤で
代用することができます。
正規のコーティング剤のエポキシ樹脂は、硬化時間が24時間など長いので、
2液性の5分間硬化型接着剤などで代用することができます。
これを塗布して、手でロッドを回すうちに、円柱状のきれいな形に固まります。
(富士工業の参考動画3)

要は、糸の縛りでガイドをロッドに固定し、糸の保護のためにコーティングを施すだけなのです。
ガイドは、糸の緊縛によってロッドに強固に固定されます。
なにかを巻くということは想像以上の力を発揮します。
ちなみに、マスキングテープを用いた仮固定でも、雨さえ降らなければ十分に使用に耐えます。
(粘着剤は水に弱いのです)

エポキシのコーティング剤は、ガイドの足の上のみを削り取ります。

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