(FAQ41)
ダウンリガーのマウント

レンタルボートでダウンリガーを使いたい場合に、マウントが合わないことがありますね。
私は、電動と手動のダウンリガーを持っていますが、
電動ダウンリガーはどのボートにも合うようにマウントベースを自作しています。

琵琶湖で借りるバスボートなどはクランプが使えないので、
デッキマウントを木の板に取り付けたマウントベースを作りました。
あまり美しいとはいえませんが、重い電動ダウンリガーを、
取りあえずどんなボートにでも安定した状態で固定することができます。

マウントベースは、ボートの幅方向に渡す長板と、この長板の両端に固定された短板とからなります。
長板はボートの大きさすなわち幅に対応できるように、長さが調節できるようになっています。
両端の短板はボートの舷側に乗せられるもので、前後方向の安定を図ります。

ボートを横切るように長板が渡されるのですが、ボート上では意外と邪魔になることはなく、
魚探のマウントになったり、簡易なテーブルとなったりします。
欠点は持ち運びで、車の中でスペースを取るため、
長期で転戦するようなキャンプの時は邪魔になります。

ベスト・ザ・ダウンリガー
さて、マウントがよくわからないので、
ダウンリガーを使えないという方が多くおられると思います。
私もそうでした。

また、使いにくそうであるなどの先入観があるかもしれませんね。
しかし、決してそんなことはありません。

私はPopeyeのレイクトローリングボートに乗せてもらって実感しました。
(ただし、ちゃちな安物はダメです。その使いにくさは身をもって知っています)

10m~20mあるいはそれ以深を攻略するならば、ダウンリガーは実に有用なタックルとなります。
例えば、ウェイトボール(錘)を湖底まで下げ、リリースクリップをウェイトボールの1m上にセットすれば、
湖底から1mの位置を確実にトレースできるのです。
これなら銀山湖の大岩魚狙いにも最適です。

なぜならば、ダウンリガーであると、ボートの真下から3~4m後方でルアーを曳けるからです。
レッドコアラインのずる曳きであると、ラインアウトが長すぎて内輪差が発生し、
ボートの軌跡を正確にトレースすることができません。

これに対し、ダウンリガーでは、ボートのほぼ真下でルアーを曳けるため、
岬やワンドに沿って思い通りの正確なトレースラインをとることができるのです。
ちなみに、魚はウェイトボールを恐がりません。
ウェイトボールを派手なオレンジ色にしたり、反射板を取り付けたりするくらいです。

では、数ある中でどのダウンリガーがベストであるか?
Scottyのクランプ付きコンパクトマニュアルダウンリガー

このダウンリガーは、クランプを備えているので、アルミボート等に容易に取り付けることができます。
また、スライドベースという基本マウントがついているので、クランプを外してこの基本マウントを座板や舷側に
固定しておけば、ゴムボートや大きなボートにも着脱自在に取り付けることができます。


10lbのウェイトボールまで対応することができ、機械式の正確なラインカウンターもついています。

ブームの長さもちょうど良く、また、ディスクブレーキ付きのスプール
ワイヤケーブルの固定や出し入れが実にスムースに行えます。
このディスクブレーキ付きスプールは、ウェイトボールが根掛かりしたときには、
ドラグのようにワイヤケーブルをラインアウトしてくれます。

200feetのステンレスケーブルを巻き、位置や角度を変えられるロッドホルダーもついています。

クランプを含む本体は4kg弱で、非常に軽くてコンパクトです。
堅牢な作りでボートと同じく一生ものです(Life time warranty付き)
私も持っていますが、非常に使いやすいです。

Scotty コンパクトマニュアルダウンリガー

クランプマウントとスライドベースマウント

レッドコアラインに最適なリール
Cabelas DepthmasterII Linecounterは、
私が愛用しているシマノTITANOS石鯛GT3000(高価格)に非常によく似たリールです。
このDepthmasterII Linecounterは、
レッドコアライン18lbを100yardとバッキングラインをちょうど巻くことができます。

TITANOS石鯛GT3000はレベルワインダーがなくこの点は不満でしたが、
このDepthmasterII Linecounterレベルワインダーがついていて、さらに100g軽量です。
ギヤ比は4:1でアンバサダー7000とほぼ同じですが、
スプールの巻き径が大きいため、実質巻き速度はアンバサダーよりも高速です。

そして、北米のGREAT LAKESでキングサーモンを釣るために製作されたリールなので、
ドラグはディスクブレーキのMultidisc Rulidium、強力でとてもシルキーなドラグを備えています。

また、アーム長が調節できるパワーハンドルが装着されています。
2ボールベアリング、自己潤滑性ギアシステム、オートオン・クラッチ、
そしてボディもGT3000と同じで堅牢な作りです。
機械式の正確なラインカウンタークリック機構もついています。

ラインカウンターは、今レッドコアラインを何色出しているかをcheckするのに非常に便利です。
レッドコアラインは、ラインアウト量が5~8色でわかりにくくなります。
また、ヒットがあったときにラインカウンターをリセットするようにすれば、
次から全く同じラインアウト量で同じレンジを攻めることができます。

実用的で使いやすい私好みのリールです。
広角レンズのため写真では大きく見えますが、リールは本体の幅が10cm弱、
直径が約7cmとコンパクトです。
プレス成形のアルミにはまねのできないタフなボディを持っています。

DepthmasterII Linecounter Levelwind

Lake Trolling Rod by I'zShellCraft
I'zShellCraftのブランドで初のレイクトローリングロッドを製作いたしました。

10ftのムーチングアクション。
ティップが理想的に柔らかく、そのティップに加わる力をバットまでの間で効果的に
分散し吸収できる新たなレイクトローリングロッドです。

ティップの柔らかいロッドアクションは、以前より繰り返し書き続けてきた理想の
レイクトローリングロッド、Cabelas Live Bait Rodと全く同じです。

ただ、このCabelas Live Bait Rodは、カーボン含有率が高すぎて脆い一面があり、
狭いボート上でガイドにラインを通すなど、細い部分で少し不自然に曲げると
あっさりと折れることがありました。

これに対しI'zShellCraftの新しいロッドでは、曲がりと粘りに最適な
ミキシングレシオでグラス成分を配合しています。
これにより、より使いやすいタフネスさを兼ね備えるようになりました。

レッドコアライン1 collerから10 coller overのレイクトローリングにおいて、
トラウトのバイトをはじくことなくフッキングを確実にし、そしてロッドのタメを十二分にして、
ばらしを確実に防ぐことができるニュータイプのレイクトローリングロッドです。

私の30年以上のレイクトローリング人生の中で、最良で最高のロッドであると思います。
かつて日本に多くあるレイクトローリングロッドの中で、「BEST」という意味と、
「My First Making Rod」と言う意味を込め、「The First」と名付けました。

I'zShellCraftの名にかけて、このレイクトローリングロッドの性能は保証いたします。
そして、このレイクトローリングロッドは、来春早々に発表する予定です。

プロトタイプのロッド

ロッドのフィールドテスト
I'zShellCraftLake Trolling Rodを琵琶湖にて実際にテストしてきました。

ビワマス解禁のこの日は午前中は結構なシケ模様でしたが、
11時まででこのロッドで5本のビワマスをかけることができました。

レッドコアライン10色出しで、ドジャー000番+MidgeTroll のリグ。
中低速で流しているときでも左の写真のようによく曲がります。

レイクトローリングでは、ホルダーからロッドを外すときに結構ばれることがありますが、
これだけ曲がってタメがあるとラインのテンションは自然と保たれるので安心です。

右の写真は、ファイト時の曲がりを見せるためにわざと船速をあげて撮影したものです。
実際のファイトのときは、ロッドを立ててロッド操作をするのでもう少し先調子で曲がってくれます。

ビワマスのサイズは50㎝が2本、40㎝クラスが3本でしたが、
1匹もばらすことなく安心して取り込むことができました。

2本目の50㎝は、ネットを使わずにわざとゴボー抜きしました。

よく曲がるロッドであっても強度は十分にあるのです。
60㎝や70㎝overにも余裕を持って対応することができます。

そして、取り回しの良い10feet、風波が強い中でもガイドへの
ラインの絡みは一度もありませんでした。

やはり最良で最高のロッド、価格もお求めやすくする予定です。
自信を持ってお勧めする、Lake Trolling Rod by I'zShellCraftです。

プロトタイプのフィールドテスト

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