(FAQ395)
ヒメマスのトローリング

ヒメマスは紅サケの陸封型で非常に美味。
本州では十和田湖や中禅寺湖、そして、芦ノ湖などに生息しています。

このヒメマスの釣りは、他のトラウトが禁漁になる秋に本格的なシーズンを迎えます。
特に、今年は芦ノ湖が絶好調とお聞きしています。

ヒメマスは、いわゆるヒメトロと呼ばれる遅い曳きのトローリングで釣ることが多いです。
ヒメトロは、船速が例えば1.7㎞と極端に遅く、水深も20~30m付近を釣るので、
一般のレイクトローリングと区分けして考える方がほとんどです。

さて、このヒメトロ。
ヒメトロ用のオモリ50~70号を使って仕掛けを沈めることが多いですが、
重すぎるオモリで釣り味を損なうため、最近では、ダウンリガーを使う方が増えています。

また、ヒメトロは、ドジャーやヒメペラ(カウベル)の後ろに、
極小のスプーンやタコベイトを付ける独特の仕掛けを用います。
タコベイトの前には、カグラと呼ばれるシェルや牛角でできた小さなヘッドを付けることが多いです。

極めつけは、このカグラの直前またはカグラの代わりに付ける、
30mmくらいのカイトという秘密兵器があります。
このカイトは、うちでいうとスライドウイングによく似た形で、タコベイトを揺らす動きをしてくれます。
カイトは、ふつうは牛角やシェルなどで作りますが、マッコウクジラの牙で作ったことがあります。

つい最近、このマッコウ牙のカイトを使われた方からご報告をいただきました。
タコベイトなしのチラシバリを付けた仕掛けで、怖いくらいの入れ食いだったそうです。

「素晴らしいとしか言いようがありません。
釣れ過ぎてルアーロストが怖いので使うのを控えたいくらいです。
出来れば同じものをもっと購入したいのですが、可能でしょうか。」


芦ノ湖は12月14日までヒメマスのトローリングが楽しめます。
11月などはまだ暖かい日も多いので、一度行かれてみてはいかがでしょうか。

マッコウクジラの牙で作ったカイト

老成和牛のノギ生角で作ったカイト

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