(FAQ389)
ダウンリガーのシークレットリグ
本場アメリカやカナダで、漁業的に使用されていたミート(ボール)リグというテクニックがあります。
これは、アラスカのベーリング海などで、ネイティブの人たちが生活のために使用していた、
むしろ原始的なリグかもしれません。
さて、このミートリグは、ロッドを使わずに、ルアーをダイレクトにウェイトボールに結合するもので、
途中には、細身のSnubberやリーダー、ドジャー(フラッシャー)が使用されています。
ロッドからの本来の仕掛けは、ウェイトボールより2~3m上に、
スタッカー用のトローリングスナップ(ブランチハンガー)を介してセットされます。
このミートリグを使用することにより、ロッドの本数に加え、少なくとも1つ余分に仕掛けをセットできるわけです。
アタリは、共にセットしたロッドに現れます。
ミートリグ側かロッド側か、どちらにヒットしたかわかりませんが、
いずれにせよロッドもダウンリガーも巻き上げるので、最終的にはわかります。
意外によく釣れるこのミートリグ。
スポーツフィッシングではないとも言えますが、シークレットリグとして覚えておいても良いかもしれません。
Meat Rig。その名の通り、魚肉を得るためのリグでしょう。