(FAQ30)
特許査定(PAT.)
I'zShellCraft(アイズシェルクラフト)のハンドメイド・シェルスプーンは、
エッジ部を非対称に対角線カットすることにより
(PAT.P)
無垢のアワビスプーンや夜光貝スプーンにありがちな回転を防止し、
デッドスローからハイスピードまで激しいウォブリングアクションを実現しています」

これがI'zShellCraftのキャッチフレーズでしたが、
ようやく出願していた特許出願に特許査定が許されました。

「下面が湾曲した凸面を形成し、頭部に釣り糸側部材を係着する一方、尾部にフック側部材を
係着する天然貝スプーンにおいて、
スプーンの上面で、前記頭部の端部から左側縁部の中間部までの部分を、該頭部の端部から
右側縁部の中間部までの部分より低い面取り状に形成するとともに、
スプーンの上面で、前記尾部の端部から右側縁部の中間部までの部分を、
該尾部の端部から左側縁部の中間部までの部分より低い面取り状に形成する」

これが、特許の要旨ですが、普通の方が読んでも意味がわからないでしょうね。
詳しくお知りになりたい方は、「特開2003-105」というのをGoogleで検索してみてください。

特許査定。特許料の納付を経て特許証が付与されます。

無垢シェル・スピナーテイルバイブレーション
初登場のトローリング用バイブレーションです。
テイル部のスピナーが回転することにより、ボディがバイブレーションします。
 
低速でも十分スピナーが回転することから、
トローリング時の低速でも十分バイブレーションが機能します。
 
ボディは無垢の黄蝶貝または白蝶貝で長さ50mm、
スピナーブレードは無垢の夜光貝で長径が27mmです。
黄蝶貝は片面がゴールド、もう一方の面がシルバーになります。
 
レイクトローリングでは通常バイブレーションプラグを曳くことがないので、
トラウトの目先を変える大きなシークレットウェポンになると思います。
10g前後有りますので、キャスティングでも使用することができます。

カウベル夜光貝フル4連!
ヒメトロやサクラマスなど狙いに使用するカウベルに、
4枚の夜光貝ブレードをセッティングしています。

4枚全ての夜光貝ブレードが回転することにより、
カウベル全域に白い真珠色の貝光をグローさせ、
トラウトを魅了する非常に贅沢な逸品です。

夜光貝ブレードは、その形状を吟味することにより、
滑らかな回転を維持するとともに、
その回転によって夜光貝特有の真白い貝光を広範囲に放ち、
ブレードの周囲が強く発光するような理想的な輝きを実現することができます。
夜光貝ブレードは長径が約32mmのコロラド型、ワイヤー長は約60cmです。

連休のフィールドテスト
4月30日にフィールドテストに行ってきました。
あまり高くない山間のダム湖で、時期的にはもう遅いのですが、今年の寒冷な気候が反映してか、
バラシを含めれば2時間くらいで20匹くらいヒットがありました。

皆さん、今年の不順な気候は我々トラウト族にとっては良い方向に作用しているようです。
この時期にしては水温はまだ適度に低く、魚はまだまだ残っています。

ルアーは、ドジャー+小型アワビと、夜光貝ウイングスリム80mm。
特に、ウイングスリムの時折ダートする動きが良かったようです。
何、他のルアーはどうだった?

実に残念ながら、新しくおろした3.5馬力のトラブルで2時間で釣りは終了。
2時間ほどかかって手で漕いで帰るはめに・・・
そのため、ジョイントルアーやスピナーテイルバイブレーションのさらなるテストはできずじまいでした。

なお、船外機のトラブルは、私はクラッチが入らなくなったとばかり思っていましたが、
戻ってボート店で見てもらうと、何と単なるシャーピン折れでした。
アイドリングが高いなとは思っていましたが、そのショックで古くなっていたシャーピンが破損したのでした。

スクリューが空転すれば、まずシャーピンを疑う。
私のボートの常識も古く錆びていたようです。
積んでいたはずの工具が無かったのも致命的でした。

なお、ボート店は堺のレジャーショップ タテツジさんで、とても親切です。
今回も無料で見ていただきました。ありがとうございました。

ヒットルアーの小型アワビと夜光貝ウイングスリム80mm
ウイングスリムはこの大きさでも十分食います。

特許証(PAT.)
さて、特許証が届きました。
例のI'zShellCraft(アイズシェルクラフト)のハンドメイド・シェルスプーンは、
エッジ部を非対称に対角線カットすることにより
(PAT.)
無垢のアワビスプーンや夜光貝スプーンにありがちな回転を防止し、
デッドスローからハイスピードまで激しいウォブリングアクションを実現しています

というやつですね。

特許第4492993号、平成33年6月24日まで効力があります。
なお、この技術は、巻き貝や一枚貝の原貝材料の捻れを簡単に矯正するものです。
原貝材料の捻れのない部分や捻れを完全に削り落とした場合には、
製品に施していないこともありますので、ご注意を。

マイクロサイズのシェルスプーン
芦ノ湖や中禅寺湖では、魚のスレのためにドジャーはほとんど使用されていないようです。
しかし、このような関東圏でも、ダム湖などの比較的スレの少ないフィールドでは、
意外にシークレットなリグが使用されています。

それは、やはり私などが得意とするドジャーを使うものですが、ただし、
ここでは25mm~35mmのマイクロサイズのシェルスプーン
ドジャーに適宜の長さのリーダーを介して使用するのです。

I'zShellCraftでは、アクションを優先する形状にカットすることにより、
超小型にもかかわらず小刻みなルアーの動きを確保し、関東圏以外の、
例えば琵琶湖やその他の湖でも多大な実績を残しています。

ところで、実はこのようなマイクロサイズを製作するのは結構大変なのです。

まずは、ウォブリングのために、短躯のなかに曲率半径の小さな縦の円弧を
作らなければならないのですが、原貝のそのような部分は貝や貝光の質に問題が生じます。

ちなみに、夜光貝ならば裏面が石質であったり、アワビであると、
貝光が正面に出ず著しく側方に偏向するのです。

このような問題をクリアして作ったミニマムのシェルスプーンは、ウォブリングを確保した上で
非常に希少な存在であるとともに、非常に有用な釣果をもたらすことを約束するでしょう。

30mmのマイクロサイズの夜光貝キビナゴ筋

スピナーテイルバイブレーションのFAQ
スピナーテイルバイブレーションに対してご質問が有りましたので、下記にお答えいたします。

※速度何ノットで曳けば良いでしょうか?
少なくともスピナーのブレイドが回転するスピードで曳いてください。
ロッドに伝わる振動で感触がつかめます。
かなり遅いスピードから使用できるはずです。
また、スピナーの回転によってボディが回転するようなら速く曳きすぎでしょう。
なお、「速度何ノット」という魚探に出る速度は、潮流による対流速度を考慮していないので、
ルアーのアクションから見れば厳密にはあまり参考になりません。
重要なのは、ルアーの対流速度、すなわちルアーが実際に水中を泳ぐスピードなのです。

※アクションは必要ですか?
基本的にはスプーンと同じように棒引きで良いと思います。
たまにボートの速度を変えたりはしますが。

※使用時のリーダーとティペットの長さは?
これも通常のレッドコアラインのタックルと同じです。
ちなみに私は、レッドコアラインの先端からシーガー2号か2.5号のリーダーを5~8メートルくらい取り、
その先端にルアーを直接つけます。
リーダーは、レッドコアライン10色出すような場合は短く、2~4色というような場合は長くします。

※キャスティングでも大丈夫でしょうか?
キャスティングは可能です。
ただし、ミスキャストには十分に注意してください。
岸辺の岩などにぶち当ててしまうと、当然欠けたり割れたりするでしょう。

ところで、アイの部分の真鍮は
※半分にカットして張り合わせたのですか?
※真鍮の色が変色したり剥がれることはありませんか?

真鍮パイプは、普通に使用し、乾燥して保管する限り変色したり抜けたりすることはないでしょう。
真鍮パイプは私のシェルスプーンと同じ方法で取り付けています。

※背の部分の穴2個の訳は?
前側の穴の方がボディが安定した状態で引けます。
後ろの穴は、時折不安定な動きをさせたいときに使用します。
前後の穴はお好みで使用してください。普通は前側でしょうか。

※穴にはスプリットを使用?ライン直結?
穴にはスナップを介してラインをつないでください。
スナップはボディがブラブラと動ける大きさのものか、スナップの幅をペンチで幅広くしたりしてつけてください。
スナップスイベルにしてもよいと思いますが、たぶんスナップだけで大丈夫でしょう。

I'zShellCraft スピナーテイルバイブレーション

琵琶湖のビワマス
6月、7月と琵琶湖に行ってきました。
琵琶湖のレイクトローリングは、意外なことに夏場が良く釣れるのです。
結果は1日で40~20匹くらいで、レッドコアラインなら10色、
ダウンリガーなら20m程度で釣ることができました。

ただ、レッドコアラインでは、穂先の柔らかいロッドを使用するべきで、
そうでないとかなりの数をバラしてしまうことになります。
長さは3m程度は必要ですが、私は、柔らかいシーバスロッドと、
トラウト用のキャスティングロッドを使用しました。

貸しボートが大浦にあり、ここで18フィート程度のボートを借ります。
琵琶湖の湖北は夏でも突然しけることがあり、
ある程度の大きさのボートでないと危険なのです。
貸しボートのアミレンタルボートでは、ガイドの方も1人おられるようです。

なお、ルアーはやはりシェルスプーンで、暗いときは夜光貝、その他はアワビが良いようです。
小さめのシェルスプーンを、ドジャーに40センチくらいのリーダーを介して取り付けます。

琵琶湖のビワマス・2
琵琶湖でビワマスを狙う場合、よその湖のように湖岸を意識してはいけない。
重要なのは、湖底までの深さであり、概ね60mより深いところを捜してボートを流すようにする。

タナは20m前後であっても、ある程度の水深がなければ良い水温躍層がなく、
冷水の層が下に無ければ夏場の高水温にはつらいものがあるのだと思う。

したがって、特にこの時期は、魚探で水深を確認しながら、
ど真ん中からど真ん中へとボートを進めることになる。

なお、琵琶湖にも強い湖流があり、魚探のスピード表示はあまり当てにならない。
ルアーのアクションを正確に把握したいのであれば、ボートやルアーの対流速度を見なければならない。
これは、ダウンリガーのワイヤーのブローバックや、レッドコアラインのロッドの曲がりを参考にすると良いと思われる。

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