(FAQ29)
シェルスプーンのフックのチューニング

私のシェルスプーンは、サイワッシュタイプのフックの大きさを変えることにより、
スプーンのアクションを調整しています。

ところで、さらに微調整したい場合は、
フックの軸に細いワームを適当な長さを垂らすように装着する方法があります。

これはシェルスプーンの動きが大きすぎるときのチューニング方法ですが、
このときにワームの色を利用して例えば赤色を入れたりすることもできます。

また、フライのストリーマーのようにフックに水鳥の羽等を装着するのも、
色を入れる意味やアクションの微調整、さらにはワームを使いたくない場合に有効です。

チラシ針のような場合は、
スプリットリングと針の間のケブラー糸の長さを変えることにより調整することも可能です。

新作ジョイント・ウイングスリム
スプーンにあるまじきアクションです!
スイムベイトのようにナチュラルかつ激しいウォブリングで3節の蛇のように泳ぎます。
これは、夜光貝とアワビで105mm。

レイクトローリングの足回り
レイクトローリングは、当然ボートに乗るため足回りは防水機能があった方が望ましい。
また、レンタルボートがあったとしても、雪深いときには足回りは厳重にせざるをえない。

このようなときに、渓流釣りから転用されるヒップウェイダーやチェストハイウェイダーを
使用される方が多い。
しかし、このようなウェイダーは、万が一ボートが沈したときに、空気が脚の先端側に溜まって抜けず、
水にはまった人はこの空気溜まりが浮力体となって、逆さ吊りに近い状態になってしまう。

そこで、私がするのは、ゴアテックスのレインスーツをはいて、
その上にニーブーツ(膝までのゴム長靴) をはくスタイルである。
ブーツの内側にレインスーツの裾を入れ込むと、雨水がブーツに入りそうであるが、
そこは動きによってできただぶつきがうまく蓋をしてくれ、意外にも大丈夫なのである。

厳寒期には、ゴアテックスのカッパの下にフリースパンツをはくと、ブーツとの隙間が埋められ、
歩行時でも雪の侵入を防止することができる。

ゴアテックスのカッパは通気性があるためムレず、沈してもいずれ空気が抜けるため、
逆さ吊りのようにはならず泳ぐことができる。
ブーツは脱げるがそのかわり足首を使って自由に泳ぐことができる。
(経験者は語る。FAQ2ボートのバランス参照)

蛇足ながら、もし上半身のバランスを保てるならば、
ウェイダーの空気溜まりの浮力を逆手に利用することもできる。

私は源流の渓流釣りの帰りに、増水で背の立たなくなった淵を、
ウェイダーの浮力を利用して立ち姿勢で岩壁にはり付き、
立ち泳ぎのような格好で浮きながらへずり下った経験がある。

新作ジョイント・ウイングスリム
スプーンにあるまじきアクション!
スイムベイトのようにナチュラルかつ激しいウォブリングで3節の蛇のように泳ぎます。
これは、夜光貝とメキシコアワビで92mm。

ドジャーには小さいスプーンの理由
ドジャーには一般的に小さめのシェルスプーンを使用することが多い。
大きくても6~7センチ、通常は4~5センチの小さなシェルスプーンが良く使われる。

これは、10センチ以上で幅もある大きなドジャーで集魚し、
小さなシェルスプーンでバイトを誘うためである。

シェルスプーンには、ドジャーの振り子状のスイングによって、
トゥイッチングのような不規則な引き回しのアクションが加えられる。

特に、ドジャーのスイングの切り返しのときには、
シェルスプーンにはトゥイッチの初動のテンションが与えられる。

3~5センチの特に小さいシェルスプーンは、このテンション付加時のウォブリングの初動作がきわめて早く、
また水平移動距離に対する振幅数も多くなるため、トラウトを非常に有利にバイトを誘うことができるのである。

フィッシングショー
もうすぐフィッシングショーですね。
実は私も、20年近く前に出品者側にいたことがあります。

当時の私は、「長良川河口堰建設に反対する会」の大阪スタッフをしておりました。
それで、天野礼子氏の紹介で、反対する会大阪支部の資金集めのために、
Tシャツ等のグッズとともに、私のシェルスプーンを出品したのでした。

当時の私のシェルスプーンは、まだ未熟なもので、中高速域での回転に改善の余地がありました。
それでも、ご来場の皆様には多くをお買い求めいただき、30個ほどを完売することができました。

売り上げは、反対する会の交通費や切手代等となりましたが、
手弁当で活動していた私たちにはとてもありがたいものでした。
感謝!感謝!

シェルスプーンのキャスティングモデル
シェルスプーンとして私はほとんどトローリングモデルを製作してきましたが、
ようやく納得できるキャスティングモデルが製作することができました。

ウェイトを得るためには、不透明な金属のなかでも比重ができるだけ大きく、
トローリングカラーと呼ばれる自然なコパー(銅色)を選択しました。

しかも、シェルスプーンの透光性を損なうことなく、ピンポイントにウェイトを
セットすることができました。

これにより、従来の金属スプーンと同等の飛距離や、カウントダウン時の沈降性、
トレース深度の安定した確保などを実現しています。

その結果、かつて無かった無垢シェルスプーンのボトムトレースが可能となり、
ショアやオフショアからのあらゆるトラウトの攻略が可能となりました。

写真の夜光貝は約60mmで約6gのウェイトを得ています。
もちろん、アクションは本来のフォルムによるものに加え、ウェイトを得たことによって
さらにヴィヴィッドになり、さらに変幻自在となっています。

お目見えは次回のオークションで。
お楽しみにしていてください。

I'zShellCraftカウベル夜光貝
ヒメトロやその他トラウト狙いに使用するカウベルに、夜光貝のブレードをセッティングしました。

4枚の小型のミラーブレードを高速で回転させるとともに、最後尾の夜光貝のブレードを回転させることにより、
白い貝光をグローさせトラウトを魅了します。
ミラーブレードは小型にすることにより、回転速度を上げスピナー音を高めるとともに、曳き抵抗を減じています。

また、肝心の夜光貝ブレードは、その形状を吟味することにより、滑らかな回転を維持するとともに、
その回転によって夜光貝特有の白い貝光を広範囲に放ち、ブレードの周囲が強く発光するような、
本物のGlowを超えた理想的な輝きを実現しています。

ミラーブレードは長径が12mm,夜光貝ブレードは長径が約45mm,ワイヤー長は約60cmです。

そもそも、カウベルは、レイクトローリングを始めた池原ダムの時代から使っていましたが、
輸入物のルーハージェンセンのカウベルはブレイドが大きく
曳き抵抗が強すぎるため、小さなブレードのカウベルを自作して使用していました。

ルアーは、フラットフィッシュF2~F3などの小さなプラグで、動きの多いものを使用していました。
稚拙な技術の私にも、このカウベルは豊漁をもたらせてくれました。

ところで、シェルをカウベルに使用するのには回転しにくいという問題があり、当初はあきらめていたのですが、
シェルを異形の原貝から丁寧にカットすることにより、
円滑な回転をさせることに成功しシェルブレードのカウベルの実現に至りました。

これにより、カウベルは夜光貝ブレードを回転させることによって、夜光貝のスプーンを遙かに超えた光を発し、
蓄光剤などを使用しなくとも、Glow,Glow,まさしくGlowに輝きます。

なお、このカウベルをヒメトロ錘をなく、私のようにレッドコアライン等で使用される場合は、
別途市販のラダーを前に装着されることをお勧めいたします。

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