(FAQ223)
老成牛角・深絞りディープカップ
牛角はシェルに比べて比重がかなり小さく、かつては安定したアクションを出すのに苦労していました。
そこで今年は、牛角を深く絞れるように、凹凸の深いS字のプレス型を新しく製作しました。
一方、牛角も成型性を高めるために、かなり薄くなるように削ります。
牛角を薄くするのは、一見簡単なように見えますが、ノギを残すように慎重に削る必要があり、
結構な神経を使います。
さて、このようなプレス型で薄いツノを成型すると、ブランクは深く絞った完璧なS字のフォルムで、
その裏側には溝状の深いカップが形成されます。
この深絞りディープカップの形状は、水中での重心を確保できることから、
比重の小さなツノにおいても、安定したダート系の完璧なウォブリングを実現してくれます。
スプリットリングでわかりにくいですが、完璧なS字です
溝状のカップがヘッドからテールにかけ連続して形成されています