(FAQ136)
ヘッドシェイクのアクション
ドルフィンシルエットやウイングスリムのシェルスプーン。
これらは、スプーンでありながら、ボディの中心を軸にヘッドとテイルを振るという
ミノーのような独自のウォブリングをすることができます。
その秘密は、ヘッドがテイルよりも幅広いハンマーヘッドのような形状にあります。
ホプキンスというメタルジグがありますね。
バス釣りなどでは、バーチカルジギングのルアーとして有名です。
このホプキンスはわずか6~7cmの大きさで18gもありますが、
キャスティングのリトルーブで何とスプーンのようにウォブリングするのです。
その秘密はやはりハンマーヘッドのような形状。
シェルスプーンの場合は、比重が軽いこともあり、このハンマーヘッドの形状で、
さらに変幻自在な独自のウォブリングにチューンすることができます。
例えばミノーのような動きにしても、振り幅はもっと大きく、
ときおりスライドアクションも交えて、連続するS字のように蛇行を繰り返す軌跡で水中を移動します。
大きな振り幅でジグザグに水中を移動するこの動きは、逃げ惑うベイトの動きを自然に演出するとともに、
遠くからでもよく目立たせることができ、アピールやバイトを誘う点で非常に有利に作用します。
ドルフィンシルエットとウイングスリム。
ドジャーなしのリグで使用するルアーとしても最適なシェルスプーンでしょう。
ウイングスリム(左2個)とドルフィンシルエット(右2個)。
ドルフィンシルエットはデッドスローから使える中低高速に対応。
ウイングスリムは低速から超高速まで対応します。